格安税理士とは

売上が1000万円を超える法人の場合、税理士顧問料の目安は一般的に月額3万円程度とされています。格安税理士は、この顧問料が月額1万円程度、場合によっては月額数千円程度で契約できる税理士のことを指します。

 

安い税理士が現れたのは、いくつかの時代背景があります。まず00年代初頭の税理士法の改定により税理士報酬規程が廃止され、この業界にも価格競争が持ち込まれました。

 

同時に長引くデフレにより、企業側にも少しでも顧問料を節約したいという動機が生まれることになります。その結果、これまでに比べて低価格の料金で業務を請け負う格安税理士が誕生することとなりました。

 

格安税理士が顧問料を抑えられるのは、次のような3つの仕組みがあります。
・定期的な訪問の回数を極力減らしている
・サービスが最低限、もしくは別料金を取る
・業界経験が浅いため人件費が安い
このように、提供するサービスの質を絞る代わりに、料金を低い水準で抑えているのです。

 

格安税理士を使う上で心配な点をあげるとすれば、何かあった場合の対応力です。

 

上記のように相談する機会自体が少なく、サービスが最低限のため追加の料金を払わねばいけないことも。とはいえ、そのような事態は滅多に起こらないので、フリーランスや中小企業にとって格安税理士は魅力的です。

 

比較的会計関係の処理が少ないので、格安税理士が扱うサービスの範囲でも十分事が足り、なにより無駄な出費を抑えることができます。

格安税理士のメリット

税理士に掛かる費用を節約することができる

低価格で顧問契約できる税理士に依頼をすることで得られるメリットの一つが費用の節約になります。

 

税理士に支払う月額の顧問料はそれぞれ異なり、格安の税理士を選ぶことで月に数万円安くすることも可能です。例え月に1万円程度であっても年間計算で12万円の経費の削減が行えます。この点は、経営の見直しで経費の削減を検討している企業はもちろん、起業したばかりでお金に余裕がない会社にとっても大きなメリットです。

 

会社にとって必要なサービスだけを依頼することができる

一口に税理士の仕事と言っても会計処理から税金に関するアドバイスに至るまで数多くあります。とはいえ、企業にとって必ずしも税理士の行う全ての業務が必要不可欠というわけではありません。

 

中には会計ソフトの入力など自社で行える業務など不要と感じるケースもあって、こういった時にも安い料金で税理士を雇うメリットが発生します。

 

格安で依頼をする場合には必然的に予算に合わせてサービスを厳選することになるため、結果的に会社に必要なサービスだけを選択して費用と手間を削減することが可能です。

 

この点は複雑な税務を必要としないことも多い中小企業にとって重要なポイントとなります。

格安税理士のデメリット

格安税理士は質が悪かたっり、面談回数が少ない、サービス内容が少ないといったデメリットが上げられます。

 

格安税理士は内容にミスがあったり態度がよくなかったり質が悪い場合が多いです。また、入社1年未満の経験の浅い新人税理士が担当になることも多いですし、中には税理士資格のないニセ税理士のこともあるので注意が必要です。

 

また、格安税理士は面談回数が少ないということが上げられます。格安税理士の場合、面談回数が少なかったり、全く訪問してくれない場合や面談に事務所まで行く必要があったりします。節税策の提案や経営上のアドバイスなどを受けたい時期に受けられないという場合もあるので契約時に面談回数についてきちんと確認する必要があります。

 

そして、依頼できる業務内容が少ないということも上げられます。記帳代行、書類作成などでオプション料金がその都度発生することで、結果として一般的な税理士に払う金額よりも高くなってしまうことがあるので注意が必要です。

 

以上が格安税理士のデメリットです。やっぱり安いということはデメリットも多いということなので契約するときに依頼したい内容をまとめておきオプション料金がかからないかどうかもしっかりチェックすることが必要です。

格安で請負ってくれる税理士の探し方

まだ事業を始めたばかりの個人事業主や小規模な会社経営者にとって、売上が安定するまではできるだけ経費は抑えたいもの。なかでも月々一定の顧問料を支払わなければならない顧問税理士の確保は、悩ましいところでしょう。

 

税理士の顧問料は一般的には月々2〜3万といわれているものの、昨今、めざましく効率アップした会計ソフトの登場・法改正によって料金が自由化されたこと、さらに全ての経理業務を請負うのではなく、一部のみを請負うスタイルの税理士が増えていることによって、税理士を雇うことへのハードルは以前よりもかなり下がってきています。

 

最近では月数千円〜1万円程度のお手頃な顧問料を設定している税理士も珍しくありません。そのような格安な顧問料を打ち出している税理士の探し方としてベストなのは、なんといってもインターネットで詳しく検索してみることといえるでしょう。

 

顧問料を安く設定している税理士は、より多くのクライアントを持つ必要があるため、所属税理士事務所のHPをはじめとしたインターネット広告に力を入れていることが多いからです。

 

格安で税理士を探す際には、どこまでを請負ってくれるのか、どのくらいの頻度でミーティングを行ってくれるのか、といったことについても、事前にきちんと確認しておくことが大切です。