一人親方の確定申告は情報が少ない

大工の確定申告は思いのほか大変です。

 

一般的な大工さんに多いのが代金の支払い形式が独特で、確定申告に関する情報が少ないので、申告方法が分かりにくいということです。

 

いまだに代金を通帳振込でなく、現金手取りで受け取っているという人も多いでしょう。それだけ昔から続く仕事の形が残っている分野でもありますし、納税に対するやり方も業界全体でやや曖昧で分かりにくいところがあります。

 

とりわけ一人親方となると大変です。親方についていた頃のように、単に働いた分のお金を給料のように受け取るだけとは異なります。

 

材料費の計算・代金の受け取り・そこから左官や水道工事など発注代金の支払い。そして弟子や応援に来た大工への支払いも発生します。

 

このように一人親方になると申告すべき項目が一気に複雑になるのです。一方で一人親方に関する納税に関する情報は非常に少ないです。
インターネットで検索しても、一人親方に関する情報はあまり見つからないのが現状です。

一人親方で納税をしないと大変なことになる

しかし面倒だからなんとなくやらないまま来てしまったという状況は、あとで大きなトラブルを招きます。

 

新築の発注は一棟に対して動く金額が莫大ですし、そこから経費を差し引かない状況で追徴課税がされると、とてつもない額の税金が発生します。

 

税務署は無申告であると気づくと、納税状況を調べて5年前まで遡りますし、それまで払わなかった税に加えて追徴課税をプラスします。

 

その「言われたら納めればいい」と軽い気持ちで過ごしていると、一人親方の場合過去受注を受けた住宅一棟ごとの税がかかり、逆に税のせいで借金を背負ったというケースも実際に起きています。

一人親方の確定申告で分からないことは組合や税理士が教えてくれる

一人親方であれば、地元の大工組合に加入されているケースが多いと思います。

 

大工組合に加入しており自営業で確定申告が必要な場合、税や保険といった面倒なことに関しては大工組合が親切に教えてくれる場合が多いです。

 

年末になるにつれて組合側から注意喚起をされていることも多いですので、確定申告シーズンにはとくに気をつけておく必要があります。

 

また税理士に頼んで、確定申告や経費の計算などまとめておまかせするケースもあります。税理士であれば税のプロですから、普段の領収書の管理など面倒なことを請け負ってくれますし、一番確実に良い税の対策方法も提案してくれることでしょう。

 

工務店や建築会社の専属大工であれば、給与体系で働いている方もいると思います。その場合は給与所得者として会社員の形で納税が行われているのが普通です。

 

いずれにせよ、自分がどういった体系で働いているかきちんと確認しておく必要があります。